当園の高齢のニホンザルを紹介します!

飼育員

ニホンザルの寿命は25年くらいですが、当園の最高齢『アコ』は、今年で37歳以上になるチョーお婆さんです。

視力が衰えている今は、バックヤードで過ごしています。1985年7月28日に、日本モンキーセンターから当園にやってきました。三河湾の沖ノ島(自分は猿ヶ島がわかりやすい)で飼われていた子孫になります。

日中の半分以上は、スノコの上で寝ていることが多く、冬の寒い時や夏の暑い時期には、空調のきいた室内でゆっくり過ごしてもらっています。たいへん穏やかな性格で、私は、大好きです。

高齢ですが歯が丈夫なので、若い個体と同じものを食べています。サツマイモや野菜、ミニトマト、ニンジン、リンゴ、オレンジ、キウイ、インゲン、穀物、季節の果物等、またペレットやどんぐりなど少し硬そうな食べ物でも、しっかり食べてくれます。お気に入りは、ミニトマトです。この先も元気でいてくれるよう見守っていきたいと思います。

 

展示場で見られる個体を紹介したいと思います。

今年で、25歳以上になる個体が7頭います。

ヨシオ28歳

ヨシコ27歳

ナミコ25歳

ミホ25歳

アミ25歳

ホナミ25歳

アリカ25歳

いずれの個体もメスです。私たちと同じく、ニホンザルもメスのほうが長生きするみたいですね。アリカは、昨年「レイカ♀」を出産し、現在も子育て中です。

高齢の個体も落ち着ける場所を作ったり、フィーダーの設置、給餌回数を増やす、樹木を入れる、食べ物の種類を増やす、季節の食べ物を多く与える、食事内容を糖質の多い果物を減らしバランスのとれたペレットや野菜を増やすなど様々な対応をしています。

いつまでも元気で、長生きしてもらえるように私もがんばります。