エランドビスコの様子

飼育員

4月に入り、暖かい日も増え春を感じられるようになってきましたね。

新年度となり、新たな出会いも増える時期だと思います。

 

昨年の12月に新しく仲間入りしたエランドのビスコものんほいパークでの生活に慣れてきました。来園前の事前情報で人に向かってくることがあると聞いていたので、心配していましたがそのような様子はあまり見られず、とても人に対して良好な反応を見せてくれています。

 

 

ビスコはとても食欲旺盛で物怖じしない性格で、来園直後から落ち着いてエサを食べていました。来園当初からほとんど警戒することなく人の手からもエサを食べたことには驚かされました。また、人の様子もよく見ており、寝室の前やサブパドックの前に人が近づくとビスコも近づいてきます。ほとんどがエサ欲しさで近づいてきているのですが…。

 

 

ビスコは枝葉も好きな様で、サブパドックに出ると最初に食べに行くことが多いです。いつもは地面に置いて与えるのですが、柵に挿して与えたところ葉を少し食べた後、枝を使って角を掻いていました。

 

 

角を掻く行動はヤギなどでも見たことがあり、このような角がある動物は角や角の周りがかゆくなりやすいのでしょう。もちろん四足歩行の動物のため、手を使って掻くことはできません。掻きやすいように大きめの枝葉を柵に固定したこともありましたが、力が強いので1日で折れてしまいました。

なにか他にいいものがあればいいのですが…。

 

現在、ビスコは放飼場へ出るための練習中です。キリンと同居させて展示する予定のため、キリンとの相性確認をしたり放飼場や放飼場までの通路に慣らしたりとまだもうしばらく公開までには時間がかかるかもしれません。

ビスコに会えるまでもうしばらくお待ちください。