園長ブログ(9) 小さな伝道師

高見園長

こんにちは。動植物園長の高見です。

 

夏本番。暑い日が続いています。これほど暑い最中でも、多くの方が動物園を訪れてくださいます。動物たちに会いに行こうと思っていただけることを、本当にうれしく思います。

ご来園にあたっては、飲み物と帽子をお持ちください。そして、木陰のベンチや休憩室で休みながら、ゆっくり園内をお楽しみください。

 

さて、8月のはじめにサマースクールを開催しました。小学3年生から6年生の皆さんに、特別な体験をしていただく企画で、毎年この時期に行っています。学年ごとの班に分かれて、普段は入ることのできないエリアから間近にいる動物をより詳しく観察し、発見できたことをみんなに紹介しようという内容です。

今年も、参加者の皆さんはとても熱心で、細かいところまで動物を見てくれていました。

これまでに何度ものんほいパークに来たことがあるという方がほとんどでしたが、動物を見る目がこれまでとは変わったのではないかと思います。

参加していただいた皆さんには、家族や友達に動物のことを伝えてくださいとお願いしました。生き物たちの魅力を伝える伝道師になってほしいという思いを込めて。

当園に限らず、国内各地の動物園で以前から同じようなサマースクールが開催されています。実は、全国的にみると、子供のころにサマースクールに参加したという動物園の職員は少なくありません。小さな伝道師が成長して、立派な伝道師になってくれていることを、こっそりと喜んでいます。

 

サマースクールは、来年も開催する予定です。我こそはと考える小学生の皆さん、うちの子は動物に興味があるというお母さんやお父さん、来年を楽しみにお待ちください。