チンパンジーブログ①

飼育員

7月20日よりスタートした新たなエンリッチメント施設を設置するためのクラウドファンディングに多くのご支援をいただきまして、ありがとうございます。チンパンジーたちが幸せに暮らせるよう引き続き、皆様にご賛同いただけると幸いです。ご協力お願い致します。
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第1回目は、のんほいパークのチンパンジーたちの紹介ということで、最年長のチンタを紹介したいと思います。

チンタは浜松市動物園生まれで、1973年(当時1歳)に当園に来園しました。現在、49歳の雄のチンパンジーで、群れのボスの地位を築いています。
こちらがチンタです。

手を伸ばし、挨拶をしている場面です。人ともコミュニケーションをとることが好きで、覚えている職員や常連のお客様には手を伸ばしたり、お尻を向けたりして挨拶を交わしてくれることもあります。是非、名前を呼んで声を掛けてみてくださいね。仲良くなれるかもしれません。

こんな風に、あっかんべーのポーズをとることもあります。いつどこで覚えたのかは分かりませんが....(笑)
部屋の中では時には正座をすることもあります。芸達者な個体です。

チンタは、とても優しいボスで仲間思いです。時には群れの仲間同士のケンカの仲裁に入って叱ったり、ケンカで負けた個体を抱きしめ、慰めたりする行動もします。ボスとしての自覚をしっかりもっています。最近では、最年少のルイとの一番の遊び相手になり、よく面倒を見ているのを見かけます。また、群れの仲間たちに危険がないか、放飼場の周囲を高い場所から監視する行動をとることもあります。そんなチンタを群れの仲間たちは信頼しています。

是非、仲間思いの優しいボスのチンタを覚えてくださいね。