エランドの誕生秘話

旧飼育ブログ

みなさんこんにちは(‘◇’)ゞ

今回はエランドの誕生秘話について少し書きたいと思います。

 

 

 

私がエランドの担当になったのは昨年の4月のこと、

彼らにはじめて会ったのも4月でした。

その頃、のんほいパークにはガラム♂とアクア♀の2頭が暮らしていました。

こんな近い距離でエランドと接した経験がない私を

ガラムは人懐っこい性格で「どうぞ~」と迎えてくれた一方、

アクアは「あんまり近づきすぎないでね~」という反応だったことをよく覚えています。

 

 

 

 

 

 

そんな彼らとの関係を構築していた5月、エランドと付き合いの長い先輩から、

「アクアのお腹大きくない?」と言われました。こりゃびっくり。

 

エランドの妊娠期間は約270日、そうなると予定日は7月。

ここからアクアと私との濃厚な出産までの道のりが始まります。

アクアはもともと発情が分かりづらく、ガラムとの交尾もしっかり確認できていませんでした。

その話を聞いていた私は妊娠の確信、そしてその他の要因を取り除くため、時間を作ってはアクアの観察を続けました。

「あのお腹の中に元気な赤ちゃんがいてくれれば」とあの頃どれだけ願ったことか。

(結果、私の目は観察のし過ぎでドライアイが増しました。)

 

そして忘れもしない6月17日、アクアのお腹に赤ちゃんの凹凸が確認できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

その1週間後にはボコボコ元気に動く胎動も確認することができ、嬉しさのあまりたくさんの方に話を聞いてもらっていました。

そのときの私はきっとうるさかったでしょう。

そして日に日に変化するアクアの体調にとてつもなく一喜一憂されながら

迎えた7月21日、元気な男の子「エール♂」が誕生しました。

 

 

 

 

 

 

体重は31㎏と本園では記録にない大きさでこれまたびっくり。

アクアがお腹の中で長い期間大事に育ててくれたおかげです。

この日、私たちが朝出産を確認した頃には、仔は元気に立っており、アクアはもう既に立派にお母さんをしている光景でした。

担当はホッと一安心。

次の日にはお外デビューも果たし、初めて目にする世界に興味津々な様子でした。

8月には広いスペースで生活するようになり、展示場に出る練習も始めました。

そして9月、家族3頭で暮らす姿をみなさまにもご覧いただけるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

授乳が頻繁に確認されていた頃はアクアと一緒にいることが多かったですが、

生後7か月を過ぎた今はパパっこボーイを極めていますね。

 

 

 

 

 

これは私がこれまで見た中で1番ガラムとエールが寄り添っていたときの写真です。

 

 

 

現在は子育てがひと段落したアクアはのんびりと暮らし、ガラムはよくエールの

構ってに優しく付き合ってくれています。

そんなのんびりしたエランド一家をぜひゆっくり観察してみてください。

 

 

 

今後のんほいパークのエランド一家がより一層豊かな家族になることを願って。

 

 

 

エランド担当