1赤ちゃんの誕生
2025年5月6日に赤ちゃんが生まれました。
お母さんは、シオン(21歳)です。シオンは、昨年も(♀コトネ1歳)を生んで現在子育て中でした。今までにも、タロウ(♂13歳)、カナデ(♀3歳)を育てていますので安心して見ていられます。この度も、授乳が確認出来ていますよ。大変ですが、周りのサルたちと協力して子育てして欲しいと願っております。まだ、雌雄の判別は出来ていませんが、わかり次第、名前と一緒にお伝えしたいと思います。
2 子ザル
子ザルは、赤ちゃんを含めて現在7頭います(4歳♂サブロー、♀レイカ)、(3歳♀マイリ、♀ミレイ、♀カナデ)、(1歳♀コトネ)。子供達は、いつも元気な様子で、展示場内にある手作りの梯子や日除けとネットを合わせた遊具で遊んでくれています。(➡大人になるとあまり遊んでくれません。)時々、梯子の板を噛んで壊してしまったり、ネットを付けているヒモを解いてしまったりすることもありますがすぐに修理しています。いつまでも、元気で遊んでくれて私達を楽しませて欲しいですね。お母さんやお姉さんから群れのルールをしっかりと教えてもらいながら成長してくれることを願っています。
〈私が困っていること〉
展示場内をホースにて清掃時、子ザル達は近くに寄ってくることがあります。そして、おもむろにホースを掴んで曲げたり、噛んだりして遊んで水が出なくなることがあります。掃除の時間が長くかかってしまうのでやめてほしいですね。また、私に触ったり、鍵の付いたヒモを引っ張ったりしてきます。その際は、私は叱らずにホースの水を近づけたり、離れたりしています。けっして大声で叱ったりしませんよ。
3 高齢のサル
体毛が極端に抜けていたり、やせているサルがいたら高齢のサルたちです。病気では、ありませんよ。ニホンザルの飼育下での平均寿命は25歳くらいです。当園の5頭の高齢のサルたちは、(♀ヨシコ30歳、♀ナミコ、♀ホナミ、♀アリカ、♀ミホいずれも28歳)
25歳以上です。少しでも、元気でいられるように以下の事に気をつけています。
・飼育環境として、以前のサル山では無かったエアコンを使用し、展示場と屋内展示場を自由に出入り出来るようにしています。寒暖差には、特に気をつけております。
・展示場内に小屋を増設し、雨や夏場の強い日差しをさけたり逃げ場としても使うことが出来るようにしています。
・飼育環境に変化を与えたいとの思いから、園内の伸びた木々を切って展示場内に入れることで、サルたちの遊び道具としてもらっています。
・給餌回数を1日4回から5回(当日の出勤人数にもよります)と分けて与えています。これにより、暇な時間が少なくなったり、餌が食べれない個体が出ないように取り組んでいます。
高齢な個体でも健康な状態を維持しつつ、長生き出来る環境に今後も取り組んでいきたいと思っております。