動物園のお仕事番外編

研究員

皆さん、こんにちは(^^)

 

今回は、番外編ということで、園外でのお仕事を紹介します♪

動物園での仕事は、意外と園外に出ることも多いんですよ~。

 

やってきたのは、こちら!!

博物館の横に大きなクージーラー!

さて、わかりますか??

 

さらにヒント!!

ということで、正解は、東京の上野にある国立科学博物館(以下、科博)でした!

私は、学生時代、ここで動物分野の展示解説のボランティアをしていました。

当時は(たぶん今も)、科博を訪れるお客様の多くが、上野動物園帰りの方でした。

お客様が、動物たちの剥製や骨を見ながら、さきほど見てきた本物の動物について会話されているのを何度も目にして、博物館と動物園でそれぞれ体感することで得られる総合的な教育の重要性を感じたのを今でも覚えています。

そう、これは、のんほいパークも同じですよね?(^^)

 

さて、話を戻します。。。

今回は、科博SCA(国立科学博物館サイエンスコミュニケータ・アソシエーション)という団体の年次総会の特別企画「全国の博物館関係者の声を聞こう!」でのんほいパークの紹介をしてきました。

科博SCAというのは、科博で開講している「国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ養成実践講座」を修了した修了生で構成された団体で、私も修了生の一人です。修了生の多くが、企業や出版社、博物館、研究施設、学校などでサイエンスコミュニケーションを行っています。

 

ちなみに、動物園も自然科学分野の社会教育施設です。普段ガイドや動物のふれあいなどを通して、お客様と動物たち、その先の自然環境を繋ぐ役割をしています。動物、自然環境と私たちの問題を解決するためには、動物園の職員がお客様に一方的に「情報を伝える」だけではだめで、みなさんと「情報共有」して「一緒に考えて、行動する」ことが大切だと常に思っています。

ぜひ、みなさんの力を貸してください。

 

ということで、今回は、当園の紹介、特に動物福祉に関する取り組みをお話しました。

写真は、飼育下の動物の飼育環境の向上のために取り組んでいる「環境エンリッチメント」の紹介をしているところです。

私の他にも、水族館、企業の付属博物館、科学館の方のお話があり、それぞれの施設の特徴やサイエンスコミュニケーションに関する悩みなどを共有することができました。後半は、ブースに分かれて、参加者のお話をより深く聞くこともできました。

普段は、動物園水族館関係者の会議が多いので、今回、さまざまな分野の方からの客観的な意見は、とても参考になりました。今後の動物園でのサイエンスコミュニケーションに生かしていきたいです。

 

 

 

野鳥エリアの動物研究員