命の繋がり

旧飼育ブログ

こんにちは!!

 

 

 

 

ニホンアナグマのヤヨイです!(^^)!

 

実は最近、、、

 

ママデビューしました(#^.^#)

 

 

ってことで、ニホンアナグマの赤ちゃん誕生について書きたいと思います。

 

2020年5月3日、いつものように餌をあげに行ったら、

餌大好きで走ってくるヤヨイが餌をもらいに来ない、、、

寝床の土管の中を覗いてみると、居た!ごはんだよー!

でも、とても威嚇していて出てくる気配まったく無し、、、

その日は土管の入り口に餌を置いておきました。

次の日、昨日置いた餌皿は空っぽになっていました。(よかった食欲はある)

でも、また土管から出てこない、、、今日も入り口に餌置いとくねーって餌を置いて私が離れてすぐ、

凄い勢いで餌を食べに来たヤヨイ!(食欲めっちゃあるじゃん!)

食欲あるのに何で土管に籠っているんだろ?ヤヨイもStay Home?って思っていましたが、

その次の日からは今まで通り土管から出てきて餌をもらいに来ました。

 

が、今まで通りじゃないことが!

溜め糞(トイレ)の場所が土管入り口近くに移動してる!

必死に新しい巣穴掘り進めてる!

ちょっと臆病で人から逃げていたヤヨイが私に向かってくる!

 

・・・これはもしかして、、、

土管の中を覗いて見ると、5月で暖かくなってきたのに大量の草。

草でよく見えないなぁって覗き続けてたら、土管に猛突進して帰ってくるヤヨイ!

そして威嚇!!

確実に怪しい、、、

乳首を確認してみると、

 

 

 

 

わぁ!乳首赤くなって伸びてるー!

 

その後、何回かヤヨイを刺激しないように赤ちゃんの姿を確認しようと土管を覗きましたが、

草で隠されていてなかなか見ることができず、鳴き声も聞こえず、

ほんとに赤ちゃん居るのかなぁ?って思っていたある日、

ヤヨイに餌をあげていたらどこからか微かに聞こえる聞き覚えのない鳴き声、、、

もしやと思って土管に近づいてみると、土管の中からキューキューと

かわいい鳴き声が聞こえてきました(*’▽’)♡(1頭かな?)

そして数日後、草の塊が土管の外に出ていたので土管の中を覗いてみたら、

もぞもぞと動く赤ちゃんの姿を確認できました!(2頭だ!)

 

キューキューのかわいい鳴き声を何日か連続で確認して、

キューキューがだんだんブーブーになってきた6月28日の朝、

常連のカメラマンさんに呼ばれてアナグマの所に行くと、

土管から別の、中がよく見える土管に移動して、

2頭でじゃれて遊んでいる赤ちゃんの姿が!!

 

 

 

 

 

生まれて約2ヶ月、やっとお顔までちゃんと確認できました!

かわいい~( *´艸`)♡

性別はまだ確認できていませんが、写真右の子は性格がお父さんそっくりです!

 

え?お父さんはだれ??

実はこの子たちのお父さん、

のんほいパークで約13年暮らして今年3月10日に天国へ旅立ったチクワくんなのです。

アナグマの妊娠期間は約2ヶ月ですが、約10ヶ月の着床遅延

(受精卵が子宮内で着床せずに浮遊している状態のこと)があるので、

交尾から出産まで約1年かかります。

ヤヨイととても仲が良かったチクワ。

 

 

 

(寝ているヤヨイに鼻でツンツンちょっかいをかけているチクワ)

 

チクワの命が繋がってくれていて本当によかった(;_;)

チクワも天国で喜んでくれているかな?

 

こうやって、小さな命の繋がりを近くで観察して感動できる

飼育員という仕事に就くことができて本当に嬉しくて幸せです。

しかし、命の繋がりが危ぶまれる状況に陥っている動物が世界中にありふれていて、

それはとても悲しいことです。

動物園には、生息地環境が悪化してしまって絶滅の危機にある動物を、

安全な動物園で繁殖して命を繋いでいくという役割もあります。

そんな動物たちを動物園で守るために、動物園で働き続けたいと思う反面、

私はまだまだ未熟で、実際に絶滅の危機にある動物たちの生息地環境を見たことがないので、

実際に自分の目で見て、自分に何ができるのか確かめたいと思ったりもしたり、、、

 

と、少しアナグマから話がそれていってしまいましたが、

初子育てのヤヨイ母ちゃん、

赤ちゃんがまだまだ小さかった最初の2ヶ月は毎日ピリピリして忙しそうでしたが、

赤ちゃんたちが成長してきて少しずつリラックスできる時間が増えてきたかな?

お疲れ様(*^-^*)

これからも応援しているよ!

 

 

 

 

 

ニホンアナグマ担当