ゾウのうんちの話

飼育員

皆様、こんにちは

本日はゾウのうんちのお話です。

 

ゾウのうんちをみたことがありますか?

 

私たちは、毎日うんちを見て掃除をしています。

ただ見ているだけではなく、うんちには、色々な情報が詰まっています。

その動物の健康状態を示す、バロメーターです。

色や、臭い、形、硬さ、回数、場所などを日々観察することで、体調の変化を発見できる可能性があります。掃除をする際にはそのようなことを観察しています。

 

それでは、ゾウのうんちをみてみましょう。

こちらは、オスゾウ、ダーナのうんちです。

ダーナは一回におよそ6~8粒程度、一日におよそ10回程度うんちをします。

ブログを書いた日のうんちは数えたらそのくらいありました。

体の大きさや、エサを食べる量によっても、変わってきます。

この日の一番大きそうなうんちを測ってみたところ1.6㎏ありました。

およそ1㎏~2㎏くらいのうんちが多いように見えます。

 

1頭分でその量になります、6頭ともなると朝のうんちだけでこのくらいの量になります。

たくさんのうんちがでますが、ゾウは消化効率が悪いと言われており、消化しづらい草などは形が残って出てきます。

消化効率の悪さを補うため、体を維持するために1日の大半を採食に費やします。

のんほいパークでも、乾草の他にも、竹や枝などの食べ応えがあり、採食に時間がかかるよう繊維質なものも多く食べており、様々な工夫を凝らしております。

 

ご来園された際には、ゾウのうんちを探して見てください。